2019年12月1日日曜日

2019年11月の投稿

管理人マーキュリーマークからの伝言
令和元年(2019年)12月末日(大晦日)迄にドリアン長野がフェイスブック上で行った投稿の転載は行いますが
令和二年の元旦からは特別な投稿の転載のみとさせていただきます。

贅沢…

ヨハネ12章24節
11月3日は私たちの結婚記念日です。
それで思い出すことがあります。

新約聖書にあるヨハネ12章24節です。それにはこうあります。

「よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊に実を結ぶようになる。」
そして25章はこう続きます。

「自分の命を愛する者はそれを失い、この世で自分の命を憎む者は、それを保って永遠の命に至るであろう。」

この聖句をテーマにした文学作品は古来よりあまたあります。
アンドレ.ジッド「一粒の麦もし死なずば」は作者自身の厳しいまでの内省を描いた文学作品であり、三浦綾子「塩狩峠」は冒頭にこの聖句が書かれています。
連結器が外れた汽車にわが身を投じて乗客を救った長野正雄をモデルにしています。
私が初めてこの聖句を目にしたのは19歳の時に読んだドフトエフスキー「カラマーゾフの兄弟」でした。最初のページにこの聖句が書かれ、強い印象を受けました。
特に「大審問官」という章の無神論者と牢獄にあるロシア正教徒との問答は誇張ではなく、それまでの私の世界観が一変しました。
ちなみに村上春樹は生涯で最も重要な本としてこの本を挙げていますし、大江健三郎は八回通読したと言い、三島由紀夫はこの本は老人が暖炉の前でくつろいで読むような本ではない、と言っています。
それから数十年後、結婚して妻が妊娠しました。生まれてくる子の性別もわからなかった時に何故か女の子が生まれるという確信がありました。名前を考えていると、ふとこの聖句が思い浮かび、あるイメージが鮮明に現れたのです。
それは一面に群生する菜の花でした。
菜の花は決して派手な花ではありません。しかし菜の花はそれだけで、見ている人の気持ちを穏やかにします。それだけではなく、菜種油が摂れ、花は食用にもなるのです。
自己犠牲-それは他人を救うことによって、自分が救われること。
その人がいるだけで周りが嬉しくなるような、人に奉仕することに自らの幸せを感じられるような、そういう人間になってほしいと願いました。
生まれた女の子には菜々花(ななか)と名づけました。

かっこええ

昭和元年に新潟県の小作農の次男として生まれた大関松三郎の詩集「山芋」の中にこんな作品がある。これを書いたのは彼が小学六年生のとき。太平洋戦争中、海軍通信学校を卒業し、自ら志願してマニラ通信隊におもむく途中、南シナ海で雷撃をうけて昭和19年12月19日戦死した。享年19歳。
この胸を打つ詩は現代の国語の教科書に採用されることは絶対にない。
【みみず】
何だ こいつめ
あたまもしっぽもないような
目だまも手足もないような
いじめられれば ぴちこちはねるだけで
ちっとも おっかなくないやつ
いっちんちじゅう 土の底にもぐっていて
土をほじっくりかえし
くさったものばかりたべて
それっきりで いきているやつ
百年たっても二百年たっても
おんなじ はだかんぼうのやつ
それより どうにもなれんやつ
ばかで かわいそうなやつ
おまえも百姓とおんなじだ
おれたちのなかまだ


怖いわ

「男らしさ」について
ガッツポーズの醜さ、は大山倍達がよく指摘していたことでした。

増田氏が「男が自分の長所を人に言うようになったらおしまいです」は私も同意します。
関係ないようですが、藤原正彦「名著講義」の中で、氏が
「アメリカの個人思想によって献身思想が排斥されましたが、本当にそれでよいのでしょうか。献身とは身を捨てて何かのために尽くすことです。学問への献身や宗教への献身、家族への献身もあれば社会や国家への献身もある。自分を超えたものに尽くすなら、対象はなんでもよいのです。日本独特のものでもなく、キリスト教の奉仕や自己犠牲といった美徳とも重なるはずです。それは戦争につながる悪いものなのでしょうか。」
と言っていたのを思い出しました。
以下は「無期懲役囚、美達大和のブックレビュー」からの引用です。

『男を磨くための31章』
増田俊也(ますだ としなり)
PHP研究所
1500円+税
2018年10月刊

著者は、

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』
『七帝柔道記』
『北海タイムス物語』

など、どれも熱いドラマを描いた作品を世に出しています。いや、本当に熱く、心がふるえる物語ばかりで、さぞ著者も熱血漢なのだろうと想起させてくれます。
その著者は本音で、
男らしさ
とは何かについて語っていました。これ、女性の皆さんにも是非、目を通してもらって、パートナーにするならまっとうな男にしてほしい、選んでほしいと願っている次第です。
著者は男らしさについて、
学歴・人種・家柄
を誇るより、男らしさ(女らしさ)こそ重要としています。
では、具体的に日々の言動において、男らしさとはどういうものかを列挙していますが、
スポーツなどでのガッツポーズの醜さ
をはじめに、なるほどという例が述べられていました。スポーツなどでの勝利のガッツポーズにつき、私も著者と同じ意見です。勝った喜びはわかりますが、相手もいるのに大きく派手なガッツポーズや、叫ぶなど、みっともなくて好きではありません。そういうのを見ると、勝負に使ったアドレナリンに流されてしまっているのだと残念に感じます。跳び上がりたい、拳を握って突き出したい衝動を抑えて、負けた相手に礼を示して退場する、なんていうのが、「道」らしく、奥床しいのですが。
ほかにも著書は、虚飾に囚われないこと、格好いいより男らしいがいい、などいくつか挙げています。著者は若い頃に、会社の面接試験で、自分の長所について述べよ、と言われて、
「男が自分の長所を人に言うようになったらおしまいです」
と答え、居並ぶ役員たちを唖然(あぜん)とさせたそうですが、いい話でした。結果は「採用」で、会社も良かったようです。
この中で、柔道家の話がでてきますが、この達人は、自分が負けた時は率直に負けたという反面、勝った際には、
「いい稽古をさせて頂いた」
と言うとあり、いい話だなあと、単純明解に感じ入りました。
私が、「そうだ!」と膝を打ったのは、孤独とストイシズムの関係についてでした。著者は、孤独イコール、ストイシズムになっていると、多くの人が勘違いしていると述べていましたが、「同感!」です。
著者は、尚も、
みんなの中に入ってバカをやっていても、本質が変わってなければ、いくらバカをやってもいい
とも語っていますが、続いて「同感!」でした。そうして、静かな強さを持つともしていましたが、これは格闘系のスポーツを続けている人はぴんとくる表現ではないでしょうか。
著者は、肉体修行を経験せずに、口先ばかりの理屈だけに傾いた青春は、もっと歪んだ危険をはらむと語っていました。私もこの年(59歳、2019年秋に60歳、還暦!)になって、そうだよねと得心するのは、肉体的試練(鍛錬や痛みなど)を経ると、人はあまり陰湿にならないのではということです。中には陰湿な人もいるかもしれませんが、それは少数派であって、多くは陽性というか、さっぱりさばさばしているのではと感じます。学生時代の「格闘大好き!」派の友人らを想定しても、複雑な奴はいないという印象が残っているのです。
現代では、
男らしさ、女らしさ
という言葉や、分け方自体が「押しつけ」とか時代錯誤のように言われているようですが、私は大事な価値観と信じています。身近なところでの男らしさは「痩せガマン」でしょうか。その日の調子や状況にかかわらず、いつも同じようにしていること、常に他者から見たら機嫌よく見えること、「参ったなあ、困ったなあ」と言わない(その前に思わない)ことなど、ちょっとしたことですが、いつも同じ、何があっても同じ、仕事にも一切の影響を出さないというのがいいですね。
それにしても、著書の本は、どれも心を熱くしてくれます。『七帝柔道記』も木村政彦を扱った一連の書も、まだ未読なら、すぐに読んで下さい!もちろん、本書もどうぞ!
『総じて人は己に克つを以って成り、自ら愛するを以って敗るるぞ』
(西郷隆盛)
#増田俊也
#美達大和


「長野紙店」出店します

父の遺産(あ、生きてます)を久米さんが修復しました。

素晴らしい出来栄えの数々

是非見に来てください

父も喜びます(生きてます)

細部までのこだわり

多数ご用意しています

戦車も

同日に米子映画事変もやっています

東京の模型雑誌のライターとして活躍した知識と技術を持つ久米さん。 気軽にお声かけください。 出店はカケタニさんの前あたりです。 私も帰省したいのですが、当日は福岡にいるので「らるきい」のぺぺたまを食しながら西の空から応援しています。

管理人マーキュリーマークからの伝言 すでにこの催事は終了してます。

思わず叫んじゃったよ

重すぎるわ

毎日の献立って頭を悩ませますよね。
金沢の郷土料理の治部煮の簡単な作り方です。
鶏胸肉、人参、ゴボウ、レンコン、椎茸、コンニャク(熱湯をかけて臭みをとる)を角切りにして油で炒めます。
鶏肉は小麦粉をまぶしておいてもいいです。
こうするととろみがついて寒い日はあったまります。
私はニラを入れたりします。(徐々に治部煮から遠くなってきますが)
材料に火が通ったら、100ccの水に醤油大さじ2、みりん大さじ6を加えて鍋に入れ、水分が少なくなるまで煮込みます。これだけです。
材料が多ければ二倍にしてね。
ゴボウは水に晒したり皮を剥かないように。全体的に黒くなりますが、味、栄養価共に格段にアップします。
「美味しんぼ」で塾帰りの子どもたちがお菓子で小腹を満たしているのを見かねた人が治部煮を作って食べさせてやり、「こんなもんを食ってたら子どもたちは病気になんかならねえんだ」
というセリフをいつも思い出します。

ちかっぱ(かなり)御立腹たい

タマホーム

11月16日、17日は関西文化の日で、福井県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・徳島県の文化施設が無料になります。
去年は吹田にある国立民族博物館に行き、堪能しました。
天六の「なにわ今昔館」や今年、道頓堀にできた文楽などを紹介する「並木亭」などがおすすめです。

危ないな…

ピッタリ

長い名前のウイスキーかと思ったら…

いろんな添加物が入ってるなあ

営業妨害

「スパワールドで一泊や。もう歳やしな、集まりは近場にしとこう思てな」
「墓場やろ」
「せやねん、近所の霊園予約してんねん、天国のお父ちゃん、待っといてや〜、ってなんでやねん!」
という70歳代のおばさまの流れるようなノリツッコミを聞いて、大阪人レベル高いなと思った58の夜〜。

以下のツィートに深くうなずく
「妹の台詞をヤクザに言わせても違和感が無い→ただ、迫力は違う(笑)
覚悟の差が凄いw言葉の重みw
ヤクザ「お兄ちゃんこのシャツいくらしたと思う?」
妹「お兄ちゃんこのシャツいくらしたと思う?」
妹「お兄ちゃん海と山どっちが好き?」
ヤクザ「お兄ちゃん海と山どっちが好き?」
妹「誰かに喋ったらお兄ちゃんのことバラすからね。」
ヤクザ「誰かに喋ったらお兄ちゃんのことバラすからね。」
妹「お兄ちゃん、指切りしよ」
ヤクザ「お兄ちゃん、指切りしよ」

ムリクリ
管理人マーキュリーマークからの伝言
馬鹿馬鹿しい占いなんか信じてはいけません。
実際の所、コンビニのおでんには問題があると言われてますね。

((((;゚Д゚)))))))

さりげなくあなたどのように

au やるなー

ある会合で講師の「今までの生涯で一番焦った出来事は何でしたか」
という質問に、ある男性の「電車に乗っている時に尿意をもよおしてもう駄目だという時にドアが開いてダッシュでトイレに駆け込みパンツの前開きをいくら探してもなく、裏返しに履いてる!と気づいた時です」
に他の男性全員が深くうなづいてたっていう話はどうですか。

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回顧を兼ねた書評 令和二年三月


僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。アフリカは遠すぎて行けなかった。
新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
旅も好きだが、旅行記も好きだ。この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。何よりも文章がうまい。奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、一気に読め、感動的でさえある。朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


ランニングについての投稿




ランニング(特に早朝)をすると
眠気がふっ飛ぶ
血液が循環する
走っている時は悩みを忘れる
デトックスになる
街中の新しい発見
脳から快感物質が出る
一日爽快感が続く
大阪城公園〜坐摩(いかすり)神社の紫陽花