2016/11/3(木) 午後 8:29
初めて30キロを走り終えたなう。タイムは2時間56分。26キロから尋常でない痛みがふくらはぎを襲う。走り終わって脚を引きずり状態。20キロと30キロではこんなに違うのかと驚いた。フルマラソンをあと13キロ走るとなると、これは地獄のランとなることは容易に予想されることは自明の明白であると言っても過言ではないといえる。マラソンには30キロの壁というのがあって、リタイアするのはほとんどが30キロ前後らしい。心肺機能は問題ないので今後の課題なり。体のケアも充分にします。そうですね。5時間で走れば問題ないです。はい、自分との戦いです。23日に初フルマラソン、福知山マラソンに挑戦します。宮津まで行くそうです。
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アメ村 2016 2016/11/3(木) 午後 8:58
往年の名ランナー瀬古利彦氏はその著書「すべてのマラソンランナーに伝えたいこと」でこう言っている。
「私の初マラソンは20歳の時。1977年の京都マラソンだった。はたして自分に走れるのだろうか。怖くて不安で仕方がない。走る前はそんな気持ちだった。」
名選手、瀬古さんでもそうなのか。少し安心した。
「実際走るとやはりつらかった。途中までは楽に感じていたが、30キロメートルを過ぎてからは地獄だった。足は前に進まない。目の前はぼんやりしてくる。」
やはりそうなのか。
「1日で88キロメートルを走ったことがある。それは私に根性があったわけではない。レースの42キロメートルが怖くて怖くて仕方がなかったから、練習でもっと長い距離を走ったのだ。」
市民ランナーだってレースの前は不安で眠れないと聞く。私も42.195キロという距離を走ったら体がどうなるか不安でたまらない。これは空手の昇段試験の連続組手と同じ怖さだ。いや、マラソンは相手がいないだけまだましか。
というわけで一度フルを走ってみることにした。
その日の朝食はバターを塗ったトーストにおにぎり、バナナ二本。直前にヴァームも飲む。腰に会社の人が貸してくれたウエストバッグを巻き、飲むゼリーやら飴ちゃん等を入れる。ヴァームウォーターはドリンクホルダーがないので、どうしょうかと迷ったが、手に持って走ることにした。
用意周到、準備万端である。
中の島から大川沿いに北上する。5キロ走っただけで苦しくなった。この現象はいつも走っている20キロと違い、フルを走るプレッシャーに脳が過剰に反応していると思われる。10キロで淀川河川敷に到達。普通ならここが折り返し地点なのだが、やっと4分の1なのである。ペースを押さえて走っているのだが、それでも1キロ5分47秒。20キロランの時と10秒しか変わらない。逆に言えばタイムを10秒短縮するのはとても大変なことだ。ひたすら河川敷を京都方面に向かって走る。このランニングコースは大阪学院大学時代のQちゃんがよく走っていたそうだ。12キロの時点で1キロ6分までペースが落ちる。15キロでプレッシャーもなくなり、気持ちよくなってくる。フルなんて楽勝だと思ったのだが、脳が錯覚したのもここまでで、42.195キロは伊達ではなかったのである。20キロでヴァームウォーターも飲み干し、両手が楽になった。23キロで折り返す。枚方まで来た。29キロでトイレに入り、おしっこをすると茶色い。体の水分がかなり減っているようだ。30キロを越えるとむやみに喉が渇く。水飲み場を見つけては飛びつくように水を飲んだ。自分はなんでこんな苦しい思いをしてまで走っているのだろうとふと思う。マラソンは楽しむためのスポーツというよりは、自分を律する武道に近いような気がする。少なくとも自分にとってはそうだ。前述の著書にもこんな記述がある。
「マラソンランナーは減量を重ね、試合に挑むボクサーと同じようなものではないだろうか。ボクシングを見ていて共感を覚えることがある。」
38キロで1キロ6分11秒まで失速。ここからが本当に苦しかった。あと2キロで40キロだと思っていても足が前に出ない。意地でも歩くまいと思っていたのに、立ち止まる。歩く。気力を振り絞り走る。最後は6分20秒までペースダウン。なんとか40キロに到達。あとの3キロ弱が永遠と思えた。
歯を食いしばりながら4時間27分でフィニッシュ。
達成感や充実感は微塵もなかった。ただ悔しい。グロスタイムであれば、そしてトイレ時間が加算されれば(スマホのアプリでは止まればタイムもストップする)、5時間近くになっていただろう。あわよくば、とサブフォーを目標としていただけに悔しい。42.195キロは甘くなかった。でも1年3か月前に公園を一周もできなかった自分からすれば、よく頑張ったと褒めてあげよう。
ドリアン長野が陸上競技について友人達と行ったやり取り
平成28年11月
2016/11/13(日) 午後 8:25
私は昨日3キロ半走って1キロ平均が6分15秒くらいでした。
ドリアン長野 なかなかいいタイムじゃないですか。(^O^)
故障したら元も子もないので無理せずにランしてくださいね。走った直後はただ悔しいだけでしたが、時間が経つにつれて達成感が徐々に湧いてきました。ありがとうございます。
こんばんは
そこら辺の安っぽい小説読むより全然いいね(^O^)
ドリアン長野 ありがとうございます(^O^)
来年、まずハーフマラソンに参加予定ですが、普段は5kmラン(ただ、ウエイトをした後ですが)、時間がある時は10kmランしています。
ドリアン長野 おはようございます!
ハーフマラソンですね、素晴らしいです。瀬古さんも初マラソンは苦しい思いをした方がいい、と言ってます。頑張ってください。またご報告お待ちしています。
おはようございます。了解です(⌒▽⌒)
ドリアン長野 一人、ランニング仲間が増えました(笑) ありがとうございます!切磋琢磨して頑張りましょう。
書いたけど
まだまだ毎日6キロの日々です
ドリアン長野 毎日6キロ!
すごいです。私は5キロ走れるようになるまでだいぶん時間がかかりました。ランニングは自分との闘い、その通りです。これでいいかと脳が指令を出したら、体がその通りに反応しますよね。ランニングは基礎体力ももちろん大切ですが、気力がしめる割合が大きいように感じます。鈴木さん、あなたもドリアンランニングクラブの仲間だ(って、勝手に作るなっちゅうの)
なんか臭そうなクラブですが
ドリアン長野さんに仲間って言って貰えて
嬉しいです\(^o^)/
これからは犯罪にはもっと気をつけます!
なんたって
「ドリアンランニングクラブの…」って見出しが付いちゃいますもんね
1員である事を自覚して頑張ります!押忍!
ドリアン長野
わはははは
なんせ紫綬褒章と同じくらいの重みがありますからね(わっ、ごめんなさい)(^^;;
音楽も素晴らしい、いや、なにもかも
2016/11/16(水) 午後 10:40
「ドリアン長野のランニングな日々」 福知山マラソン ①
2016/11/27(日) 午前 9:24
「ドリアン長野のランニングな日々」
福知山マラソン ①
ランニングを始めてから1年と3か月、やっと念願のフルマラソンに出られることになった。なんやかんやで慌ただしく決まったのが二週間前、初フルということで妻と子ども、神戸に住んでいる義母も応援に来てくれることになった。レンタカーを借り、神戸の妻の実家に前泊。
昨夜は緊張もせずにゆっくり眠れた。
当日は早目に起床、風が強く小雨も降り、かなり寒い。寒さ対策のために体にワセリンを塗る。朝食に餅とおにぎりとバナナを食べた。
車で福知山に着いてから体育館で着替えるが、二階席まで1万人のランナーで立錐の余地もない。近くにいるランナーが「まるで野戦病院だなあ」と言った。
寒いこともあり、何を着て走ろうかと直前まで迷ったが、いつも練習で着用している極真のパーカーを着ることにした。
極真の名誉にかけてでも見っともない走りをするわけにはいかない。
(長くなりそうなので続く)
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「ドリアン長野のランニングな日々」 福知山マラソン 第2話から第7話
2016/11/27(日) 午後 11:37
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